amazon.comを始める為の事前準備
ここではAmazon.comに出品するための事前準備(口座準備)についてご説明いたします。Amazon.co.jpとは違い外貨(アメリカドル)での取引になります。ハードルは高いですが、輸出事業はメリットが多分にありますので、是非チャレンジしてみてください。
Amazon日本とアメリカの違い
ここでは、Amazon.co.jp(日本)とAmazon.com(アメリカ)との違いとAmazon.comで販売が必要な是人準備しなければならない物をご紹介いたします。やはり、日本で販売するのとは別物になりますので、手間や時間がかかります。その辺の違いをしっかり把握して挑んでみてください。
日本のアカウントは使えない
日本のAmazonで取得しているアカウントは利用できないので、Amazon.com専用のアカウントが必要になります。詳しい登録方法は後の記事でご紹介いたします。メールアドレスはAmazon.co.jp.で使用しているメールアドレスを利用できますので、お持ちの方は新たに用意する必要はありません。
ペイオニアとは?
Amazon輸出をする上で壁になるのが海外銀行口座の取得です。
ユニオンバンクを使う方法や、米国法人設立など方法はいくつかありますが、どれも敷居が高くリスクもあり、コストもかかります。そこで紹介するのがPayoneer(ペイオニア)です。Payoneerとは、米国法人銀行口座をレンタルする事で、Amazon.com、Paypalなどの海外サービスでの支払いを受け取る事ができるサービスです。
Payoneerに振り込まれた現金は、日本国内のゆうちょ銀行、セブン銀行とそのATMにて引き落とす事ができます。18歳以上であれば誰でも取得する事ができ、米国法人設立のような大きな初期費用もかからず、ユニオンバンクのように口座凍結のリスクもないため、簡単にAmazon輸出が始められるとして多くの海外セラーに利用されています。
ペイオニア登録
Payoneerの口座を開設するにあたり、身分証明書が必要になります。
運転免許証
パスポート
この二つのどちらかをお持ちの方は、Payoneer口座の解説ページへお進みください。お持ちでない方は、比較的入手が簡単なパスポートの取得をしましょう。
Payoneer
Payoneerとはカード作成アカウント認証Amazon口座登録入金を確認する
Payoneerカード作成手順
Payoneer公式の一部は日本語に対応しているので、英語がわからない方でも簡単にカードが作成できます。まずはPayoneerの登録画面にアクセスしましょう。
上記URLからお申し込みいただくと、初回$100入金時に$25もらえます。
“サインアップ!”を押し、先に進んでください。
カード所有者の情報
中段にある”ここから始める”を押し、個人情報を入力してください。
住所は逆から書きましょう。 参考になるHP ▼ 英語で住所を書く
住所を入力すると英語表記に変換してくれるウェブサービス ▼ JuDress
電話番号は、最初の0を抜き、+81を付けてください。 例)03-1234-5678→ +81-3-1234-5678
カードアカウント情報
ステップⅡを押してパスワードと秘密の答えを入力してください。この時入力したパスワードとユーザーネームは、Payoneerのアカウントにログインする時に使います。
登録確認
ステップⅢを押して身分証明書の入力を行ってください。運転免許証かパスポートが使えます。全ての入力が終わったら画像下のチェックボックス3つを確認し、右下の終了ボタンを押してください。3.4週間程でアメリカからPayoneerカードが送られてきます。以上でPayoneerカードの請求手順は終了です。
※後日Payoneerから送られてきたカードの番号を入力し、アカウントを有効化する手続きがあるので忘れないようにしましょう。
アカウント登録が終わると、10分程度でPayoneer inc.より2通のメールが届きます。登録したメールアドレスを確認し、認証作業に移ってください。認証作業の解説は下記で行っています。
アカウントを有効化する
カード請求から10分程度で、Payoneer Incより登録したアドレス宛に2通のメールが届きます。1通はカード発送と配送予定日を知らせるメール。もう1通は認証手続きに関するメールです。下記の内容を入力して認証作業を進めましょう。
- Click here to complete the US Payment Service Questionnaire
アンケートに答えてください。
- Submit a copy of your government-issued photo ID Here
政府発行の身分証明書のコピーを提出してください。
アンケート
アンケート入力画面は、日本の国旗を押しても英語表記のままで表示が切り替わりません。この場合はGoogle Cromeを使い、ページ丸ごと翻訳しましょう。
身分証明書のコピーを提出
こちらは日本国を選べば日本語に切り替わります。Faxまたは画像のアップロードで身分証明書を提出してください。
身分証明書の画像は、携帯電話のカメラで撮影したものでも可能です。
カードが送られてきたら
My Accountにログインし、「ツール」→「アカウントを有効にする」から、カード番号と適当な4桁の暗証番号を入力してください。これでPayoneer(ペイオニア)の口座開設手続きは完了です。お疲れ様でした。
※ 以上は私が行った手順であり、口座開設を約束するものではありません。
同じように進めたのにうまくいかない場合や不利益を被った等の対処は致しかねますので、その場合はPayoneer公式サポートにてご相談ください。
お問い合わせ先
Payoneerに関する詳しい質問は、Payoneer公式よりお問い合わせください。公式サイトのウェブ上から”電話”,”Eメール”の他に”チャット”でも対応しています。急ぎの場合や、英語が話せない場合はチャットで対応してもらいましょう。「Japanese Please!」とチャットでお願いすれば、日本語で対応してもらえます。
公式HPからのメールの問い合わせの場合、最初に送る文章は英語でないとエラーではじかれます。英語での質問が難しい方は、翻訳して簡単な英語で回答を求めましょう。質問に対する回答は言語を選ぶ事が出来ますので日本語で回答してもらいましょう。相手からの返信メールアドレスには拒否機能が付いてないのでそのまま日本語でのやり取りが出来ます。
発送方法の確保
通常の国内便と違い、海外に発送ですので海外へ発送する専用の配送【国際便】が必要になります。多くの宅配業者が国際便を利用できます。後に全世界へ販売を考えているのでしたら、使う業者は絞った方が良いでしょう。中には配送できない国を設けている業者もありますので、自身に有った業者を選ぶようにしましょう。
国際郵便を利用する
国際郵便は全国の郵便局から出せる【国際便】です。ここではメインの配送方法となる【EMS】をご紹介いたします。国際郵便は他にも多岐に渡り配送方法があるので、一番安定した配送方法になります。EMSは世界120以上の国・地域にお届け可能です。お届け先の国・地域がEMSのお取り扱いをしているかご確認ください。
EMS取り扱い国・地域
EMSとして送れないものや、お届け先の国で輸入を禁止しているものがございますので、お確かめください。
DHLを利用する
集荷、通関、配送まで 一貫対応。DHLで海外発送は手軽に安心、スピーディにスマートな海外スピード配送を実現するDHL Express(国際スピード配達)世界220以上の国・地域をカバーする独自のネットワーク。お客様のビジネスサイクルに必要な書類および小口貨物を、海外へまたは海外から、最速では翌日午前着というスピード感でお届けする国際配送サービスです。
ヤマト国際便を利用する
世界200を超える国・地域にドア・ツー・ドア輸送できます。宅急便ブランド(「宅急便」もしくは「TA-Q-BIN」)を展開している国では、ヤマトグループの海外事業会社がお届けします。それ以外の地域は協力会社がお届けします。
宅急便ブランドを展開している国
台湾(台北)・上海・香港・シンガポール・マレーシア(クアラルンプール、ペナン、プトラジャヤ)・タイ(バンコク)
※国によって空港渡しの場合があり、その場合のヤマト運輸の運送責任は空港までとなります。
個人がお取り扱いができない国
以下の国は、ご依頼主さま、またはお届け先さまどちらか一方でも個人さまの場合、書類以外の荷物はお取り扱いができません。
アジア 中国・フィリピン・モンゴル・インド 北米・中米 カナダ・メキシコ、南米 アルゼンチン・パラグアイ・ブラジル・ベネズエラ ヨーロッパ ポルトガル・ロシア、中近東 カタール・サウジアラビア
国際宅急便で送れないもの
禁制品
国際宅急便では各国共通で送れないものと国ごとの禁制品(法律・条約などにより送ることができない品物)があります。
※各国の情勢により、予告なく送れないものや書類として送ることができるものが変更されたり、お取扱を中止する場合があります。
※商材内容によっては、現地で関税費用が発生することがあります。
梱包材料を用意する
DHLやEMSは梱包用の段ボールを無料で貰うことが出来ます。段ボールに関してそれ程コストはかかりませんが、海外の配送業者は日本の配送業者に比べると【雑】に扱われがちです。落書きや段ボールがへこんでいる等は当たり前で、中には商品が届かなかったりすることもよくあります。少しでも回避するために【追跡付き】【保証付き】にする必要がありますが、梱包にも十分注意を払いましょう。
日本と同じ梱包はしない
海外では、投げたり、蹴ったりするのが日常だと思ってください。そんなことをしたら日本では大問題ですが、海外では丁寧な仕事はしていないと認識していた方が、商品が破損していても仕方ないと思えますので、その対策をした梱包をするようにしましょう。費用は掛かりますが、段ボールは2重の【ダブル】にしたり、プチプチを多く巻いて送って、落としたり投げられたりしても大丈夫な梱包にしましょう。
コストは多く掛ける
もし商品に何かあって返送するだけでも大変な料金がかかってしまいます。商品は絶対に壊れないように梱包しますが、この梱包でケチっていては、後悔する事はほぼ間違いありませんので、ここは少し高い経費が付いても後々来るかもしれない高い経費よりはずっとましなはずです。梱包にかける経費は多く見積もっておきましょう。