素人がプロっぽく見せる写真撮影の3つのポイント

ここでは、ヤフーオークションで出品する際に画像アップロード用の写真の撮り方について説明いたします。画像は綺麗であればあるほど良いですが、高額な器具を買って時間をかけて出品していては【本末転倒】になってしまうこともしばしば、簡単に時間を掛けずにきれいな写真の撮り方について説明いたします。

ヤフオクの写真撮影ポイント1

写真を撮るために用意する道具

では、まず初めに必要な道具からご紹介していきます。道具は高価なものは必要ありません。家電量販店や100円ショップで売っているようなもので十分綺麗な写真が撮れます。それでは、写真を撮るための道具をご紹介していきましょう。

デジタルカメラとスマートフォン

デジタルカメラかスマートフォンどちらかあれば十分です。デジタルカメラも高価な物でなくて大丈夫です。一万円以下のデジタルカメラで十分綺麗な写真が撮れます。スマートフォンも解像度の高い機種に買い替える必要もありません。十分綺麗な写真が撮れます。お金を掛けなくても良い所は、掛けないようにしましょう。ちなみに筆者はAndroidのAQUOS Phone Ζで写真を撮影しております。そのまま撮影したデータをパソコンや出品に使えるので時間短縮になります。

背景用の設備

背景に設備は必要か?結論から申しますと『必要』です。商品以外の情報が入ると画像を見たときに、画像の商品価値が下がって見えてしまいます。画像を用意しましたので見てみましょう。

ヤフオクの写真撮影ポイント2

まず、背景が床で商品非常に見辛くなっているのがお解りでしょうか?そして商品以外の物も一緒に写ってしまってます。ヤフオクユーザーからしたら、この商品が美品だと記載されていても、とても信用できる画像ではありません。さらに最悪な事に右上にライターが写ってしまってます。よく、大きさの比較に【煙草の箱】や【ライター】を使用されるケースがありますが、タバコやライターは出品者が喫煙者で『商品に匂いが写っているかもしれない。』と連想させてしまいます。デメリットでしかありませんので、背景設備を整えましょう。

では?背景には何を使えばよいでしょうか?出品用の撮影であれば紙で十分です。

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上画像のような明るい部屋のドアや壁にセロハンテープで貼り付けるだけで、簡易スタジオが出来ます。大きい商品は文房具店などで大きめの紙を買いましょう。また、コンビニのコピー機で何も印刷しなければA3の白紙が10円で手に入ります。

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紙を貼り付けて撮影した実際の画像です。これをトリミングしてみてみましょう。

ヤフオクの写真撮影ポイント5綺麗に商品情報以外、余計なものが全く写っていない商品画像が出来上がりました。今回使用したのはA4のコピー用紙ですので1円以下のコストで写真が撮れます。

撮影にあったら便利な安価な道具

次に写真にあったら便利な尚且つ安価な道具をご紹介いたします。

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簡易 撮影ボックス 50cm×50cm×50cm 4色背景布付き 【白 黒 赤 青】

価格は3000円しないぐらいの値段で買える簡易ミニスタジオです。この簡易撮影ボックスの最大の特徴は折りたためるので場所を取らないところと、背景色4色ありますので、どんな色の商品でも対応できるところです。商品ごとに背景の色紙を用意する手間を考えれば、これを3000円で買って使いまわした方が効率は良いです。筆者も愛用しております。レフ板があると、立体的なフィギュアなどを撮影する際に影を消したりできますのであると便利です。

レフ板(れふばん)とは?

写真を撮るときに被写体に効果的に光を当てたいときや影になっている部分を明るくしたいときに光を反射させて被写体を照らし影を明るくさせたい。その時に、反射させるために使うものがレフ板です。まずは、簡単に図解した写真をご覧ください。
ヤフオクの写真撮影ポイント7

レフ板の基本的な解説図。光源から入ってきた光をレフ板に反射させ、被写体を照らします。影になっている部分などを明るくするのに利用します。

光源から光がレフ板に当たります。レフ板に当たった光は、反射してその光が被写体を照らします。たったこれだけの作用ですが、写真の写り具合には大きく影響します。被写体全体を明るくしたいときには、欠かせない撮影道具です。高価な商品を撮影する場合はレフ板を使って綺麗な画像を取りましょう。レフ板は段ボールにアルミホイルを巻き付けただけで十分に効果を発揮します。

写真の撮り方

実際に写真の撮り方について説明していきます。綺麗な写真を撮るためには光と自分の位置が重要なポイントになります。その辺を踏まえてご説明いたします。

写真を撮る際にやってはいけない事

既に上記でも記しましたが、商品以外の物が写っていては商品価値を下げてしまいます。また背景はうるさくない【単色】の背景にしましょう。白い商品を白い背景で撮ってもぼやけてしまいますので、白い商品を撮影する際は違った色の背景を用意しましょう。また、フラッシュは商品を光らせてしまいますのでフラッシュはOFFにして撮影しましょう。その他にも、【影が写る】【画像が暗い】【画像が明るすぎる】【ピントが合っていない】【正面を向いていない】等があります。では、次で綺麗な写真の撮り方をご説明いたします。

綺麗な写真の撮り方

写真の綺麗な取り方は光を満遍なく均一になるように商品に当てる事です。これにより、影も消え綺麗に商品だけが写し出されます。上記でご紹介したアルミホイルのレフ版や100円ショップで買えるホワイトボードを二つに切り貼り合わせたもので光を均一になるように配置しましょう。立体的なフィギュアや人形等取るときにはなるべく真上から照明が来るようにして、真横から撮影しましょう。被写体を自分より下にしてしまうと自身の影が写り込んでしまいます。

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暗くて商品が見えづらいですね。光を真上にして(この場合は前方斜め上)真横から撮影すると

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もっとラフ板を駆使して光量を満遍なくできればさらに綺麗に撮影できます。高額品であれば時間を掛けて綺麗な写真を撮りましょう。次に、光や自分が写り込んでしまう場合です。時間と道具を駆使すれば綺麗に正面から取れますが、時間もお金もかけずにとる方法があります。まずは失敗例を見てみましょう。

ヤフオクの写真撮影ポイント10

照明が商品に写り込んでしまいました。これは商品が『鏡』となってしまい、商品に照明が写り込んでしまった形になります。こういった場合は角度を変えるだけで解決できます。時間を掛けてセットしたり、お金を掛けて道具を利用する必要もありません。商品を少しだけ寝かせて、自身は少しだけ煽るように下から撮影してみましょう。

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いかがでしょう?全く照明が写り込まなくなりました。こういった黒い商品のCD等は、照明を気にして正面から取ろうとすると【自分が反射して写る】事がありますが、この寝かせて下から煽る撮影方法は自身も写らなくなりますのでお勧めです。

写真を撮ったら編集をする

写真を撮ったら、最低限トリミングは行い余計な余白は取り除きましょう。少し暗ければ、調光して明るくしましょう。筆者は時間を掛けたくないのでトリミング以外はしません。また、スマートフォン等で誤って商品を横に撮影してしまったら正面になるように編集してからアップロードしましょう。

よりきれいな写真を撮るためには

上記では【なるべく手を掛けずお金を掛けず】撮影をする方法をご紹介いたしました。しかし、商品の画像を綺麗に取ることは【入札率】や【高く売る】ための重要な作業になります。もし今後、高額品等を扱う予定があり、予算にも余裕があるならば撮影用の道具をそろえてみてもいいかもしれません。

ミニスタジオを購入する

先に紹介いたしました、簡易撮影ボックスより高額にはなりますがミニスタジオセット等もネットショップで販売しております。一万円以下でも高性能なスタジオキットがありますので、もし資金に余裕があるならばライバルと差を付けるためにも購入してみてもいいかもしれません。

グラデーションシートの活用

筆者も活用しておりますグラデーションシート(別名、グラデーションペーパー)。大きい商品もこれ一つで撮影をこなせますので、非常に便利な背景シートです。商品もこれを使うだけで2割増し綺麗に見えます。こちらは1枚1000円以下で購入できますので、簡単に綺麗に撮影したい方はお勧めです。

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