誰でもわかるAmazon小口出品の特徴
Amazon出品サービスのアカウントを作成する時には小口出品と大口出品のどちらのプランか選択しアカウントを作成します。ここでは小口出品の特徴について説明します。ご自身のライフスタイルに合わせて小口出品と大口出品のどちらか一方を選択下さい。尚、プラン変更はアカウント作成後にいつでも変更可能です。
サービス内容
小口出品の最大の特徴は月間登録料が発生しない事です。多くの方が月額登録料が発生しない事を理由に小口出品を選択する方が多いですが販売ケースによっては大口出品より多く手数料が発生します。また出品カテゴリ制限もあります。ご自身の出品物が小口出品のカテゴリで販売できるか確認すると良いと思います。
特徴
Amazonで小口出品を説明を見ると以下の通りご案内が有ります。
上記の画像でも分かる通りAmazonは「小規模で販売」の方へお薦めしております。「Amazonに既にある商品のみ出品可能」や「商品を出品するには1商品ごとに登録が必要」と機能制限を匂わす説明をしていますが初めて出品する方には最低限の利用できます。見落としがちですがご購入者へ提供できる決済方法に制限が有りますのでご注意下さい。具体的に以下の3種類が購入者へ提供できる決算方法となります。
•クレジットカード
•Amazonギフト券
•Amazonショッピングカード
それ以外に小口出品の料金に含まれる機能・サービスとして購入者の決済に関する機能・サービス
•クレジットカード決済手数料
•国内外からの代金回収代行
•注文時の不正防止機能
出品・販売に関する機能・サービスとして
•海外の購入者への販売 (書籍・ミュージック・DVD・ビデオ以外)
•各種販促・マーケティング機能
販売後の運用に関する機能・サービス
•Amazon.co.jpからの売上金額の振込
•お客様サポート(電話・メールでのお問い合わせ)の利用
などが含まれます。
出品できるカテゴリ
小口出品で出品できる商品カテゴリーは以下の通りです。
書籍 | 文房具 | オフィス用品 | ミュージック |
ホーム&キッチン | ビデオ | DIY・工具 | 車用品 |
DVD | おもちゃ&ホビー | PCソフト | スポーツ&アウトドア |
TVゲーム | ベビー&マタニティ | エレクトロニクス | 楽器 |
計16カテゴリーがご利用頂けます。ご自身が今後Amazonで何の商品を販売するのか必ず確認下さい。出品できるカテゴリーによっては小口出品へ対応していないケースもあります。その場合は大口出品のプランしか選択の余地が有りません。
料金について
小口出品サービスの料金プランは以下のとおりです。
小口出品サービスで発生する費用は、注文成約時に商品1点ごとに100円かかる基本成約料と、注文の成約時にかかる販売手数料です。販売する商品のカテゴリーが本・ミュージック・ビデオ・DVDの場合、注文成約時に販売手数料とカテゴリー成約料がかかります。
販売手数料
メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD)は、商品価格に以下のパーセンテージをかけた金額が費用です。メディア以外の商品は、商品代金の総額(配送料、またはギフト包装料を含む)に以下のパーセンテージをかけた金額が費用です。
商品カテゴリー | 手数料 | 商品カテゴリー | 手数料 |
---|---|---|---|
本 | 15% | CD・レコード | 15% |
ビデオ・DVD | 15% | エレクトロニクス(AV機器&携帯電話) | 8% |
カメラ | 8% | パソコン・周辺機器 | 8% |
(エレクロニクス、カメラ、パソコン)付属品 | 10%(*1) | Kindle アクセサリ | 45% |
楽器 | 8% | スポーツ&アウトドア | 10% |
カー&バイク用品 | 10% | おもちゃ&ホビー | 10% |
TVゲーム | 15% (*2) | PCソフト | 15% |
文房具・オフィス用品 | 15% (*3) | ホーム(家具・インテリア・キッチン) | 15% (*4) |
ホームアプライアンス | 15% | 大型家電 | 8% |
DIY・工具 | 15% | 産業・研究開発用品 | 15% |
(*1)2013年10月11日からエレクトロニクス商品、パソコン・周辺機器商品のアクセサリー商品に関しては商品単位ごとに販売手数料率10%となります。ただし商品価格が500円以下の場合は、商品価格に対する販売手数料は一律50円となります。
(*2) TVゲーム商品の商品サブカテゴリーのゲーム機本体に関してのみ通常の販売手数料率は8%です。
(*3)文房具・オフィス商品の商品サブカテゴリーの電子辞書ならびに関連アクセサリー商品の販売手数料率は8%です。
(*4) ホーム&キッチン商品の商品サブカテゴリーの浄水器・整水器および生活家電の販売手数料率は10%です。
カテゴリー成約料(国内へ発送する場合)
メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD)は、販売手数料とカテゴリー成約料の2つを足したものが販売時にかかる費用です。
商品カテゴリー | カテゴリー成約料 |
---|---|
書籍 | ¥60 |
ミュージック | ¥140 |
DVD | ¥140 |
ビデオ(VHS) | ¥30 |
カテゴリー成約料(海外へ発送する場合)
メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD)は、販売手数料とカテゴリー成約料の2つを足したものが販売時にかかる費用です。
商品カテゴリー | アジア、グアム、マーシャル諸島、ミッドウェイ諸島 | 北米、中米、中近東、オセアニア、ヨーロッパ | アフリカ、南米 |
---|---|---|---|
書籍 | ¥120 | ¥300 | ¥350 |
ミュージック | ¥250 | ¥400 | ¥450 |
DVD | ¥250 | ¥400 | ¥450 |
ビデオ(VHS) | ¥300 | ¥500 | ¥600 |
料金事例
本、ミュージック、ビデオ・DVDを販売した場合
1,000円の本を1か月に100点販売し、国内へ発送した場合(売上は100,000円)の費用:10,000円(100円×100点の基本成約料)
+15,000円(1,000円×100点×15%の販売手数料)
+6,000円(国内へ発送する場合のカテゴリー成約料60円×100点)
=31,000円(費用の合計)
参考
amazonの手数料を計算するのに便利な無料のサイトを1つご紹介します。小口出品、大口出品と色々と対応しております。また、スマートフォンでも閲覧できるのでお気に入りに登録しておくと便利です。
大口出品との比較
ここでは小口出品と大口出品の違いを比較して、どちらがご自身に適切なカテゴリか判断して頂ければと思います。比較表としてご紹介します。
サービス比較(機能比較)
小口出品と大口出品を機能から比較してみました。
小口出品 | 大口出品 | |
---|---|---|
オリジナル商品の出品 | × | ○ |
一括出品ツールの利用 | × | ○ |
注文管理レポートの利用 | × | ○ |
出品者独自の配送料金とお届け日時指定の設定 | × | ○ |
購入者へ提供できる決済方法 | クレジットカード Amazonギフト券 「Amazonショッピングカード」 |
クレジットカード Amazonギフト券 コンビニ決済 代金引換(*2) Edy払い 「Amazonショッピングカード」 |
サービス比較(出品できるカテゴリ)
小口出品と大口出品を出品できるカテゴリから比較してみました。
小口出品 | 大口出品 | |
---|---|---|
出品できるカテゴリ | 今すぐ出品が可能 | 今すぐ出品が可能 |
書籍 | 書籍 | |
文房具 | 文房具 | |
オフィス用品 | オフィス用品 | |
ミュージック | ミュージック | |
ホーム&キッチン | ホーム&キッチン | |
ビデオ | ビデオ | |
DIY・工具 | DIY・工具 | |
車用品 | 車用品 | |
DVD | DVD | |
おもちゃ&ホビー | おもちゃ&ホビー | |
PCソフト | PCソフト | |
スポーツ&アウトドア | スポーツ&アウトドア | |
TVゲーム | TVゲーム | |
ベビー&マタニティ | ベビー&マタニティ | |
エレクトロニクス | エレクトロニクス | |
楽器 | 楽器 | |
出品許可が必要 | ||
時計 | ||
ドラッグストア | ||
アパレル | ||
シューズ | ||
バッグ | ||
コスメ | ||
ジュエリー | ||
食品&飲料 | ||
ペット用品 |
サービス比較(料金)
小口出品と大口出品の料金を比較してみました。
小口出品 | 大口出品 | |
---|---|---|
月間登録料 | なし | 4900円 |
基本成約料 | 100円/成約商品1点につき | なし |
※上記以外に小口出品も大口出品も販売手数料が発生します。また、一部のカテゴリは更にカテゴリー成約料も発生します。
あとがき
小口出品はAmazonマーケットプレイスを初めて経験したい方や小規模で販売を希望の方にお薦めです。私も初めてAmazonで出品した時は最初の1ヶ月は小口出品始めてました。その後、2ヶ月目で大口出品へ切り替え月額費用が発生する事をドキドキしながら切り替えた記憶があります。どちらが良いかは個人差が有りますが小口出品の場合は月額費用が発生しない事が最大のメリットだと覚えておくと良いと思います。